衆議院大阪12区の補欠選挙で自民党候補の応援に駆けつけた安倍首相。その街頭演説の現場に、森友学園の籠池泰典前理事長と妻の諄子さんの夫妻が、予告通り姿を現した。

  籠池氏への妨害はやはり行われた。予想されたことではあるが、露骨な妨害だったという。現場にいた人たちの話で様子を再現する。

騒然とした現場
 衆議院大阪12区の補欠選挙自民党候補の応援に駆けつけた安倍首相。その街頭演説の現場に、森友学園籠池泰典前理事長と妻の諄子さんの夫妻が、予告通り姿を現した。19日午後2時。京阪寝屋川市駅前の現場は、ものすごい人だかりで身動きもままならない状態。籠池夫妻は早々と会場に来て、安倍首相を見やすい位置に立った。その姿を狙う報道陣。ところが警備に当たる関係者がテレビカメラを追い立てて近づけまいとする。さらに、籠池夫妻の正面にプラカードを掲げた人物が何人も立ったので、安倍首相の姿が見えない。プラカードには「おい、テレ朝(またはTBS)選挙妨害は犯罪なんだよ!」などと書かれている。彼らは、離れた位置から籠池夫妻の姿を収めようとするテレビ局のカメラをもさえぎっている。

 籠池氏が安倍首相に向かって「あなたが維新を応援するからこんなになるんだ」と声を上げた。するとプラカードを持つ人たちが籠池氏の前に集まってきて視線を遮る。その様子を捉えたのが以下の動画だ(冒頭から2分40秒すぎから)